総裁選への挑戦を目指す政治家にとって、最初に立ちはだかる極めて高いハードルが推薦人20人の確保です。自民党総裁選挙の規定により、立候補には現職の自民党国会議員20人以上の推薦署名が義務付けられています。
党内に強固な支持基盤を持たない中堅・若手や無派閥議員にとって、20人の仲間を揃える作業は熾烈を極めます。推薦人に名を連ねることは「その候補と運命を共にする」という明確な政治的意思表示であり、落選時の冷遇リスクを背負うためです。告示直前まで行われる水面下の引き剥がし工作や推薦人の奪い合いは、総裁選の風物詩とも言えます。
推薦人を正式に固めた候補者は、メディアを集めて出馬表明の記者会見を開き、自らの政権構想や基本政策を発表します。その後、選挙管理委員会による総裁選挙の日程が確定し、告示日を迎えます。通常12日から15日程度に及ぶ選挙期間中には、所見発表演説会や全国遊説、公開討論会が連日開催され、各候補が舌戦を繰り広げた末に投開票日を迎えます。