「広い海外の邸宅だからできる芸当だろう」——そう諦めるのはまだ早い。実は6畳〜8畳ほどのコンパクトな日本のワンルームや寝室でも、工夫次第で後悔のない空間活用が可能だ。
鍵を握るのは「家具の多機能化」と「回遊スペースの確保」である。ベッドヘッドの裏側にスリムなデスクやオープンシェルフを密着させれば、ベッドの背面がそのままワークスペースや収納棚へと早変わりする。これにより、睡眠エリアと作業エリアが背中合わせで明確にゾーン分けされ、狭い部屋特有の雑多な印象が一掃される。
さらに、ベッドの下が通り抜けられる脚付きフレームや、視線が抜ける低いデザインを選ぶこともポイントだ。人が一人通れる60cmほどの通路をベッドの周囲に確保できれば、壁際に家具を詰め込むよりもかえってデッドスペースが減り、部屋が広く感じられるという逆転現象が起きる。