健康志向の高まりとともに、日本の食品産業においてもきのこの存在感は増すばかりだ。農林水産省の食育情報や各種広報でも、きのこに豊富に含まれる食物繊維やβ-グルカン、ビタミンDの重要性が繰り返し発信されている。低カロリーでありながら満腹感を得られ、腸内環境を整える機能性は現代人の強い味方だ。
食品産業の流通データを見ても、物価変動の波を受ける野菜類の中で、安定した供給と価格を維持するきのこ類は消費者からの信頼が極めて高い。栄養面でも経済面でも隙のないきのこ料理は、まさに食卓を支えるインフラと言っても過言ではない。