プロ野球の歴史において「最強」の名を語る上で外せないのが、1965年から1973年にかけて達成された読売ジャイアンツのV9(9年連続日本一)です。川上哲治監督のもと、ON砲(王貞治・長嶋茂雄)が打線の軸に座り、徹底した組織野球とデータ重視の「ドジャース戦法」を導入。前人未到の記録を打ち立てました。
V9時代の凄みは、単に個々のタレント力に依存せず、柴田勲の機動力、森昌彦の卓越したインサイドワーク、堀内恒夫ら盤石の投手陣が有機的に機能した点にあります。短期決戦での勝負勘とプレッシャーへの耐性は群を抜いており、この9年間で日本シリーズ敗退を一度も許しませんでした。
【プロ野球史を彩る主な連覇記録】
・読売ジャイアンツ:9連覇(1965〜1973年・日本一)
・西鉄ライオンズ:3連覇(1956〜1958年・日本一)
・阪急ブレーブス:3連覇(1975〜1977年・日本一)
・西武ライオンズ:3連覇(1986〜1988年、1990〜1992年・日本一)
・福岡ソフトバンクホークス:4連覇(2017〜2026年・日本一)
西鉄の「野武士野球」による逆転劇、阪急の投打に隙のない完成度、根本陸夫・森祇晶が作り上げた西武の管理野球、そして工藤公康監督率いるソフトバンクの圧倒的な選手層。連覇を達成したチームはいずれも、時代のトレンドを先取りした明確な勝因を持っていました。