1944年8月生まれのみのもんたさんは、80代を迎えています。かつて平日の早朝から深夜まで電波をジャックし、1週間の生放送出演時間が22時間15分を超えてギネス世界記録に認定された栄光は、日本のテレビ史に残る金字塔です。
「お嬢さん」と親しみやすく主婦層に呼びかける独特の語り口、専門家にも鋭く切り込む歯切れの良い司会進行は、昭和から平成のテレビ文化そのものでした。現在の隠遁とも取れる暮らしぶりは、決して寂しい没落ではなく、半世紀以上にわたって全力疾走を続けた名司会者が選んだ「自然体の幕引き」と言えます。