ネット検索で「市川塩浜駅」と打ち込むと、サジェストに「何もない」という言葉が並びます。この評判が生まれる最大の要因は、市川市南部の都市計画法に基づく用途地域指定にあります。
市川塩浜駅の周辺は、海沿いの埋立地として開発された経緯から、大部分が「準工業地域」および「工業専用地域」に指定されています。そのため、駅を出て視界に飛び込んでくるのは、Amazonをはじめとする巨大な物流センター、配送拠点、食品加工工場、資材置き場などの大規模な工場・倉庫街です。住宅地として発展してきた新浦安駅や行徳駅周辺とは、街が作られた目的そのものが根本から異なります。
現在、駅前に立地している主な施設は以下の通りです。
- 宿泊施設:「CVS・BAY HOTEL」や「イビススタイルズ東京ベイ」の送迎拠点など、ディズニー来園者やビジネス需要向けのホテル
- コンビニエンスストア:ローソン、デイリーヤマザキなど駅直結・至近の店舗
- 小規模スーパー:駅高架下のミニスーパー「アコレ市川塩浜駅前店」
- 飲食店:牛丼チェーンや駅前ホテルのレストランなど数軒
大型ショッピングモールや活気のある商店街、ファミリーレストランが軒を連ねる風景を期待して訪れると、「何もない」と感じてしまうのは無理もありません。日常の食料品調達は駅前のアコレやコンビニで最低限カバーできるものの、衣料品や日用品をまとめて揃える大型のスーパーや商業施設を求める場合、隣の新浦安駅や妙典駅、南行徳駅方面へ足を延ばす必要があります。