かつてショッピングモールといえば、流行のブランド服を買い、週末のレジャーとして映画を楽しむ場所だった。しかし、その定義は過去のものになりつつある。モノが溢れ、ネットで何でも手に入る時代だからこそ、人々は「そこにしかない体験」と「人との繋がり」を求めている。
東員町周辺の人口動態は、日本の縮図そのものだ。高齢化が進む一方で、新興住宅地には若い子育て世代も流入する。この二極化するニーズを一つの屋根の下で満たすため、モールは単なる消費の場から、行政サービスや健康増進の機能までを取り込む「街のハブ」へと舵を切った。