生のタコの卵を手に入れたら、まず行うべきが正しい下処理です。ここを丁寧に行うことで、生臭みを一切残さず、卵本来のミルキーな旨味を最大限に引き出すことができます。
失敗しないタコの卵の下処理手順
ステップ1:解凍と観察
冷凍品を使用する場合は、ドリップを出さないよう冷蔵庫内で半日ほどかけてゆっくり低温解凍します。
ステップ2:外皮の除去
タコの卵巣は丈夫な半透明の皮膜(袋)に包まれています。包丁の先や清潔な調理バサミで皮膜に切れ目を入れ、手で優しく中身を押し出すようにして卵粒を取り出します。外皮は加熱して煮物に使うことも可能です。
ステップ3:塩水洗浄
ボウルに約3%の冷海水程度の薄い塩水(水500mlに対し塩大さじ1弱)を用意し、取り出した卵粒を入れて指先で優しく泳がせるように洗います。余分なぬめりや汚れを落としたら、ザルにあげてキッチンペーパーで水分をしっかりと拭き取ります。
北海道の地元民が教える「たこまんまの絶品醤油漬け」レシピ
タコの卵の食べ方として圧倒的な人気を誇るのが、イクラと同様の醤油漬けです。漬け込むことで調味液が卵の中へ浸透し、ねっとりとした極上の食感へと変化します。
【漬けダレの黄金比率(卵1房・約200〜300g分)】
・濃口醤油:大さじ2
・みりん(煮切ったもの):大さじ1
・日本酒(煮切ったもの):大さじ1
・昆布出汁(または昆布茶微量):小さじ1/2
※甘めが好きな方はみりんをやや多めに、キレを重視する方は醤油と酒のみでも絶品です。
【調理手順】
1. 煮切ってアルコールを飛ばし、完全に冷ました調味液を用意します。
2. 清潔な密閉保存容器に下処理を終えたタコの卵を入れ、上から調味液を回しかけます。
3. 容器を密閉し、冷蔵庫で半日〜一晩(約12時間)じっくりと寝かせます。
4. 卵が調味液を吸ってツヤを帯び、とろみが増したら食べ頃です。
完成した醤油漬けは、熱々の白米に乗せて「たこまんま丼」にするのが至高の食べ方です。刻み海苔、小ねぎ、少量のワサビを添えることで、濃厚な脂質と爽快な辛味が絶妙なハーモニーを奏でます。また、軍艦巻きのネタにしたり、日本酒のあてとして小鉢で少しずつ味わうのも格別です。