お魚センターの隣に位置する「ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」は、まさに沖縄の台所だ。県内でも有数の農業地帯である糸満市の農家を中心に、毎日無数の新鮮な作物が直接搬入される。
春から夏にかけて店内を埋め尽くすのは、濃密な甘香を放つ完熟マンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツといった南国フルーツの数々。一方、秋冬には青々とした島らっきょう、手頃な価格のゴーヤー、カンダバー(ツルムラサキ科の葉野菜)など、沖縄独自の伝統野菜が山積みされる。スーパーの流通ルートに乗る前の「今朝採れたて」の野菜が届くため、鮮度と安さは圧倒的だ。箱買いしたマンゴーをその場で全国配送する旅行者の姿も、初夏の風物詩となっている。