タトゥーを入れた直後の2010年は、バラエティ番組や音楽特番でタトゥーを隠すことなく露出し、破天荒な言動とともに世間を騒がせました。しかし、年月が経過するにつれて、テレビ出演時に手首へ肌色のテーピングやリストバンドを巻く姿が目立つようになります。
この変化の理由は、地上波テレビ番組における放送基準(自主規制コード)への配慮にあります。日本の公共放送であるNHKや民放各局の音楽特番(『NHK紅白歌合戦』『FNS歌謡祭』など)では、幅広い年齢層の視聴者への配慮から、過度な露出やタトゥーの映り込みを制限するガイドラインが設けられています。玉置浩二サイドも番組制作側の意図を尊重し、テーピングで自然にカバーするプロフェッショナルな対応を取るようになりました。
一方、表現の自由が完全に担保される安全地帯の単独ライブやロックフェスでは、半袖シャツや腕まくりのスタイルで自然体のままステージに立つ姿が見られました。ロックバンドのフロントマンとしての剥き出しのパッションを魅せる場と、お茶の間の誰もが純粋に歌声に浸る場とを、彼自身が明確に使い分けていたことが窺えます。