俳優としてのキャリアそのものは、日本映画界において極めて特異で輝かしい足跡を残していたことは紛れもない事実です。2001年に映画『GO』で鮮烈な印象を残すと、翌2002年の映画『青い春』では松田龍平とともに主演を務め、高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞。一躍、邦画界を担う旗手として脚光を浴びました。
その後も以下のような名作・話題作で、唯一無二の鋭利な演技を披露してきました。
- 『血と骨』(2004年):ビートたけし演じる狂気的な父親と対峙する息子役を熱演。
- 『百円の恋』(2014年):安藤サクラ演じる主人公に大きな影響を与えるボクサー役で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。
- 『葛城事件』(2016年):崩壊する家族の長男役を凄みと哀愁を交えて好演。
- 『銀魂』シリーズ(2017年〜):実写化作品における強烈なキャラクター・岡田似蔵役で幅広い層に認知を拡大。
アウトローから実直なサラリーマン、狂気を孕んだ犯罪者までを変幻自在に演じ分ける才能は、映画監督たちからも絶大な信頼を寄せられていました。それだけに、自身の犯した罪によってそのキャリアを自ら葬り去った悲劇性は、映画界にとって今なお痛恨の極みとして記憶されています。