旅行者の間で最も混同されやすいのが、「おはらい町」と「おかげ横丁」の明確な違いです。伊勢神宮・内宮の宇治橋前から五十鈴川沿いに北へ約800メートル続く石畳のメインストリート全体を「おはらい町」と呼びます。室町時代から続く鳥居前町であり、かつて参宮客にお祓い(大麻)を授けた御師(おんし)の館が立ち並んでいた歴史を持ちます。
対して「おかげ横丁」は、おはらい町の中ほど、老舗和菓子店「赤福」本店の向かい側に広がる約4,000坪の区画を指します。1993年(平成5年)、伊勢神宮の式年遷宮に合わせて赤福が主体となり、江戸から明治期の伊勢路の伝統的建造物を移築・再現して誕生した商業エリアです。つまり、「おはらい町という長い通りの中に、おかげ横丁という独立した横丁タウンが存在する」という包含関係になります。
伊勢神宮おかげ横丁の営業時間は、基本的に年中無休で午前9時30分から午後17時00分まで(季節や店舗により17時30分〜18時まで延長あり)となっています。夜間営業を行う飲食店はごく一部に限られるため、夕方以降に訪れると「店がほとんど閉まっている」という事態に陥りがちです。日中の時間配分をしっかり組むことが基本戦略となります。