砂糖のコンディションを保つ上で最も重要なのは、「湿度を一定(50〜60%前後)に保ち、外気の出入りを遮断する環境」を作ることです。
1. 冷蔵庫保存は今すぐやめるべき理由
「虫が湧かないように」「とりあえず何でも冷蔵庫へ」と冷蔵庫に砂糖を入れる家庭が見受けられますが、これはカチカチ化を招く最大の悪手です。冷蔵庫内は基本的に湿度が低く極度に乾燥している上、調理のために出し入れする際の急激な温度差によって容器内に結露が生じます。結露で表面が濡れた後、再び冷蔵庫の冷気で急激に乾燥するため、強烈な石化サイクルが発生してしまいます。砂糖は「常温の冷暗所(戸棚の中など)」が理想の保管場所です。
2. 保存容器(キャニスター)の選び方
袋のまま輪ゴムで留めたり、簡易的なワンタッチ調味料入れに入れたりしていると、冬場の乾燥した空気に触れ続けて固まります。シリコンパッキンが付いた完全密閉タイプのガラス瓶やプラスチックキャニスター(フレッシュロック等)に移し替えるだけで、外気の影響をシャットアウトできます。
3. 砂糖専用の調湿プレートを活用する
近年人気を集めているのが、素焼きの陶器でできた「砂糖用調湿スプーン・プレート」です。塩用(吸湿タイプ)とは異なり、あらかじめ水を含ませてから容器内に入れることで、微量な水分を放出して一定の湿度をキープする仕組みになっています。市販品を購入する際は、必ずパッケージに「砂糖用(加湿タイプ)」と明記されているか確認してください。