隠の任務は、単なる片付け作業にとどまらない。戦闘で満身創痍となった隊士たちを迅速に治療施設「蝶屋敷」へと搬送する救護活動も彼らの重要な役割だ。呼吸の使い手たちが引き起こす破壊の規模を考えれば、その作業がどれほど危険極まりないものかは容易に想像がつく。
さらに、隠のメンバーの多くは剣士としての才能に恵まれなかった者たちだ。最終選別で生き残れなかった、あるいは戦う恐怖に屈してしまった者たちが、それでも「鬼退治」の一翼を担うためにその道を選んだ。彼らの背中には、選ばれなかった者の意地とプライドが滲んでいる。