ここ数年、ルッキズムに対する批判や議論が世界中で活発化している。日本も例外ではない。マッチングアプリの普及によって誰もが容易に「顔」で相手を選別できるようになった結果、多くの若者が表面的なつながりに疲弊してしまった。外見の美しさは一時的なものに過ぎず、長期的な関係を築く上での決定打にはならないという気づきが、現在のトレンドの底流にある。
「イケメンと付き合っていた頃は、常に浮気の心配や自分磨きのプレッシャーに追われていた」と語るのは、都内のIT企業に勤めるアミさん(28歳)。彼女が現在同棲しているのは、お世辞にも美男子とは言えないが、聞き上手で穏やかな男性だ。彼女にとって、この選択は妥協ではなく、精神的な平穏を得るための賢明な投資だったという。