小倉競馬場・芝2000mは、スタンド前の中央付近からスタートし、コースを1周強するレイアウトです。スタート直後から1〜2コーナーにかけて緩やかな上り坂が続き、向正面の半ばから3〜4コーナー、そして直線にかけて一気に下る断面構造を持っています。
この特異な高低差がレース展開に決定的な影響を与えます。向正面の下り坂から各馬がスパートを開始するため、ラスト4ハロンからのロングスパート合戦、いわゆる「持続力勝負」になりやすいのが特徴です。
脚質別の成績を見ると、逃げ馬は目標にされやすくマークが厳しくなるため、勝率は先行馬および好位差し馬がリードしています。直線が293mと短いため、4コーナーで後方に置かれた追い込み一手の馬は届きにくく、3〜4コーナーで外からスムーズにポジションを押し上げられる機動力が必須となります。
枠順に関しては、開幕直後の絶好馬場であれば内枠(1〜3枠)の先行馬が経済コースを通って粘り込みますが、開催が進んでインコースが荒れてくると、馬場の良い外目をスムーズに通れる中枠から外枠(4〜7枠)の差し馬が台頭するという明確なシフトが見られます。