『炎炎ノ消防隊』の終盤に向けた最大のクライマックスにおいて、シスター・アイリスは物語のまさに中心へと躍り出る。彼女は東京皇国を支える永久火力発電「天照(アマテラス)」の中に封じられた最初の柱のドッペルゲンガーであり、自らも「第八の柱」としての宿命を背負っていたのだ。
森羅日下部が目指す絶望からの救済と、世界を滅ぼそうとする白神導者の一味。その双方の交差点に立つ彼女の運命は、読者の予想を遥かに超える展開を見せた。初期の日常シーンにさりげなく散りばめられていた数々の違和感や伏線が一本の線で繋がった瞬間、彼女の存在が持つ圧倒的な意味に気づかされることとなる。