過酷を極めた最終決戦において、最終的に生き残った柱はごくわずかでした。前線で無惨戦を戦い抜いて生還したのは冨岡義勇と不死川実弥の2名。そして遊郭編で負傷引退し、産屋敷の護衛を務めていた宇髄天元を加えた3名が生還者となります。
彼らが生き残った背景には、作品全体を貫く「託された者が次の時代を生きる」というテーマ性があります。冨岡義勇は親友・錆兎の死に対する罪悪感(サバイバーズ・ギルト)を抱え続けていましたが、炭治郎との関わりを通じて生きる意志を取り戻しました。不死川実弥は最愛の弟・玄弥を目の前で失いながらも、弟が命を懸けて守りたかった「兄が生きて幸せになること」を全うするために生き残る運命を背負いました。
元柱である鱗滝左近次や煉獄槇寿郎も含め、生き残った者たちは鬼のいない平和な大正の世を見届け、炭治郎たちと共に失われた日常を再生させる役割を担ったのです。