お腹がせり出す妊娠後期に痛みの前兆を感じた際は、まず痛む側を上にして横になる「側臥位(シムス位)」をとり、尿管への子宮圧迫を物理的に緩和させることが有効な初期対処となります。衣類を緩めて呼吸を整え、かかりつけ医から処方された安全な鎮痛薬を速やかに使用してください。
日々の再発予防においては、尿を濃縮させないための1日1.5〜2リットルのこまめな水分補給が鉄則です。特に就寝中や起床時は体内の水分が失われやすいため、コップ1杯の水を飲む習慣を徹底します。
食事面では、結石の主成分となりやすいシュウ酸を多く含む食品(ほうれん草、濃い紅茶、チョコレート、ナッツ類)の過剰摂取を控え、適量のカルシウムを食事から同時に摂取して腸内でシュウ酸を結合・便として排出させる工夫が効果的です。また、塩分や動物性タンパク質の過剰摂取を抑え、バランスの良い和食中心の食生活を整えることが確実な母体保護につながります。