国公立大学で薬学部(薬学科・創薬科学科など)を設置しているのは、国立14大学、公立5大学の全国計19大学に限られます。医学部(全国50大学)と比較しても設置数が大幅に少なく、定員総数も極めて限定的です。
大手予備校(駿台・河合塾・東進)の2026年度最新リサーチに基づく偏差値序列と共通テストボーダー得点率は以下の通りです。
トップに君臨するのは東京大学(理科二類から進学)および京都大学薬学部です。共通テストボーダーは86〜88%、二次試験偏差値は67.5〜70.0に達し、地方国立大学医学部医学科に匹敵する最難関レベルを維持しています。これに続くのが、旧帝国大学群である大阪大学、東北大学、九州大学、名古屋大学、北海道大学、そして薬学界の名門である千葉大学です。
公立大学では、伝統校である岐阜薬科大学や名古屋市立大学、静岡県立大学が難関国立大と同等以上の難易度を保っています。西日本を中心とする金沢大学、岡山大学、広島大学、徳島大学、長崎大学、熊本大学、さらに近年公立化した山陽小野田市立山口東京理科大学(薬学部)が続きます。
地方国公立薬学部であっても、共通テストボーダーは最低でも74〜76%が要求され、二次試験では数学IIIや物理・化学の高度な記述力が求められます。「国公立であればどこでも難関」という実態を直視する必要があります。