個人間取引が定着したフリマ市場において、返品・キャンセルクレームの上位を占めるのが採寸の誤差です。特にメルカリでの洋服の採寸方法をめぐっては、出品者と購入者の測り方のズレが頻繁に摩擦を生んでいます。
フリマアプリの現場取材や取引レビューの分析から浮かび上がるトラブルの主な要因は、「メジャーのたるみ」「斜め測定」、そして「脇下から数センチ下がった位置での測定」の3点です。衣類は立体縫製されているため、脇下からわずか3cm下を測るだけで、ウエストシェイプの影響を受けて身幅が1〜2cm細く算出されてしまいます。
取引トラブルを未然に防ぐため、出品時には以下の3点を商品説明に明記することが推奨されます。
1. メジャーを当てた状態の写真を掲載する:脇下にメジャーを当てた写真を商品画像に追加することで、どこを起点に測ったかを可視化する。
2. 「平置き実寸・素人採寸」の注記を入れる:「平置き採寸のため、1〜2cm程度の誤差が生じる場合があります」と記載し、許容範囲を提示する。
3. 生地のテンション(引っ張り具合)を統一する:ニットやストレッチ素材は引っ張らずに「自然に置いた状態」で計測した旨を記載する。