あのアフリカの大自然を思わせるスケール感と、ハリウッド映画の1シーンを切り取ったかのような圧倒的な映像美。それを手がけたのは、当時CMディレクターとして異才を放っていた若き日の大林宣彦氏だった。ハリウッドでの撮影交渉は難航を極めたが、ブロンソン本人のプライベートな魅力を見事に引き出すことに成功した。
馬にまたがり、水滴を浴び、静かにあごを撫でながら呟く「Mandom...」。演出上の工夫にとどまらない、一人の男の生き様をそのまま切り取ったかのような緊張感とダンディズムが、テレビ画面越しに視聴者の心へと突き刺さったのである。