入試戦線において、今年度の選抜方式には見過ごせない変化が表れている。従来の学科試験による学力評価から、思考のプロセスや個人のバックグラウンドをダイレクトに問う人物重視・実技重視の傾斜がより顕著になった。志願者数の増加に伴い、倍率の上昇が見込まれる学科も少なくない。
合格ラインを左右する最大の要因は、知識の暗記量ではなく「自分自身の視点」をどこまで明確に提示できるかにある。共通テストのボーダーラインは学科ごとに変動を見せるが、ボーダー付近にひしめく受験生の中で明暗を分けるのは、間違いなく二次試験における実技と面接の加点だ。単なる優等生的な解答では、百戦錬磨の審査員たちの目には留まらない。