物語のクライマックスとなる「無限城編」において、義勇は炭治郎と共に上弦の参・猗窩座(あかざ)との熾烈を極める死闘に突入します。
煉獄杏寿郎を死に追いやった強敵に対し、義勇は体温と心拍数を極限まで高めて「痣(あざ)」を発現させます。身体能力を爆発的に向上させ、日輪刀を赤く染める「赫刀(かくとう)」を顕現させながら、炭治郎と阿吽の呼吸で猗窩座を追い詰めました。
その後の鬼舞辻無惨との総力戦でも、右腕を失う重傷を負いながらも決して刀を離さず、朝日が昇る瞬間まで無惨を地上へ縫い止め続けました。激闘の果てに、柱の多くが命を落とす中、義勇は風柱・不死川実弥と共に見事に最後まで生き残りを果たしました。
戦後、髪を短く切り落とした義勇は、炭治郎たちの見舞いに訪れて穏やかな笑顔を見せ、実弥とも和解して食事を共にする姿が描かれています。「痣を発現させた者は25歳を迎える前に命を落とす」という過酷な伝承が存在しますが、義勇が戦後をどう生きたかについては、平和を取り戻した世界で竈門家と温かな交流を続け、その血脈が現代の「冨岡義一」へと受け継がれていることからも、彼が与えられた命を懸命に全うしたことが伝わってきます。