海外でのサンリオ人気といえば、かつてはハローキティの一強だった。しかし今、北米や欧州、アジア諸国のマーケットで巻き起こっている現象は、もっと多様でカオスだ。
特にZ世代を中心に爆発的な支持を得ているのが、クロミやアグレッシブ烈子のような「感情を隠さない」キャラクターたちである。自己主張やメンタルケアを重視する海外のユースカルチャーにおいて、怒りをデスボイスで叫び、自分の黒い部分を隠さない姿勢が「リアルで共感できる」と大絶賛された。
また、ぐでたまの持つ脱力感や無気力さも、「燃え尽き症候群」に悩む現代の海外労働者の心に深く刺さっている。完璧なカワイイを超えた先にある人間くささ。それこそが、グローバル市場におけるサンリオの最強の武器となっている。