現在でこそ揺るぎない絆を誇る4人ですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。彼らは2001年に活動休止に入り、2004年7月7日をもって正式に解散を発表しました。絶大な人気を誇っていたバンドがなぜ分裂してしまったのか、その真相には想像を絶するプレッシャーと疲弊がありました。
最大の転機となったのは、1998年4月から1999年3月にかけて敢行された前代未聞のロングツアー「PUNCH DRUNKARD TOUR」全113本です。全国を巡りながら合間にシングルをレコーディングし、メンバーは精神的・肉体的に極限状態へと追い込まれました。完璧なロックを求め続ける吉井と、疲弊しきったメンバーの間に生じた目に見えない溝。音楽を楽しむ純粋な感情がすり減り、アルバム『8』の制作を終えた時点でバンドの糸は限界まで張り詰め、ついに切れてしまったのです。
解散後、各々がソロや別プロジェクトで活動を続け、それぞれが酸いも甘いも噛み分けた頃、運命の歯車が再び回り始めます。吉井がメンバーへ送った「もう一度集まらないか」というメールをきっかけに、2016年に15年ぶりの奇跡の再結成が実現しました。「一度失ったからこそ、この4人でしか鳴らせない音の尊さが分かった」と語る彼らは、再集結時に「もう二度と解散しない」と誓い合いました。過去の傷跡さえも抱きしめ、4人の関係性は強固な家族以上の絆へと昇華されたのです。