2016年のパチスロ界で「最も打ち手を失望させた最凶機種」として、満場一致でクソ台オブザイヤー2016 パチスロ部門の大賞に選ばれたのは、エレコ(ユニバーサル系)が威信をかけて世に送り出した『アステカ -太陽の紋章-』でした。
かつて4号機時代にCT機ブームを巻き起こした伝説の超名機が、業界初の「プロジェクションマッピング搭載筐体(WIZARK)」を引っ提げて大復活を遂げるというアナウンスに、ファンの期待は最高潮に達していました。しかし、実際にホールへ導入されると事態は一変します。
選定理由の筆頭に挙げられたのは、新技術プロジェクションマッピングの致命的な仕様でした。リール背面の映像演出は激しい光度で打ち手の目を焼き、肝心のリール出目はプロジェクションのズレやボヤけによって視認困難という事態に陥りました。さらに、液晶画面のズレやフリーズ頻発など、ハード面の粗さが露呈したのです。
スペック面も悲惨を極めました。看板機能だったはずの「CT(チャレンジタイム)」は確率の重さに対して恩恵が乏しく、メインART「アマデウスラッシュ」は純増約1.5枚という鈍足仕様。数万単位の投資を強いられた末に手に入る出玉があまりにも微量で、往年のファンを侮辱するかのようなゲームバランスに全国のホールが怒号と静寂に包まれました。名機のネームバリューを完全に破壊した罪深さから、クソ台大賞 2016 選定理由の議論では他を寄せ付けない圧倒的得票数で王座に君臨したのです。