かつて90年代から2000年代初頭にかけて定着していた「三つ編み=眼鏡=メガネを外すと美少女」という古典的なお約束は、すでに過去の遺物と化しつつある。現代のトップクリエイターたちが描くスタイルは、もっと野心的で、もっと多面的だ。
たとえば、今期SNSを賑わせているサイバーパンク・アクションアニメの話題作を見よ。ネオンカラーのメッシュが入った不揃いなツイン三つ編みをなびかせ、ハイテク都市の屋上をパルクールで駆け抜けるヒロインの姿に、かつての「おとなしさ」の欠片もない。自分らしさを研ぎ澄ませた自己表現のスタイリングとして、三つ編みが大胆に再定義されている。