専門家が指摘するもう一つの大きな要因は、自律神経の急激なスイッチングだ。怒り、悲しみ、葛藤などの強いストレスがかかっている間、脳内ではコルチゾールやアドレナリンといったストレスホルモンが大量に分泌されている。この時、身体は戦闘モードだ。
涙を流すプロセスは、いわばこの過熱したシステムに緊急ブレーキをかけ、冷却水(副交感神経)を送り込む作業にあたる。この自律神経のスパイク(急変動)が大きければ大きいほど、自律神経の司令塔である視床下部が混乱をきたす。結果として、体温調節や血管のトーン調整が追いつかなくなり、頭痛やだるさ、吐き気といった自律神経系の混乱症状が頭部を中心に噴出することになる。