調理のしやすさを優先し、ガスコンロやIHヒーターのすぐ脇にオリーブオイルを置いている家庭は少なくない。しかし、これはオイルの寿命を縮める最も危険な配置だ。調理中の放射熱や上昇気流によってボトルは常に過熱状態に晒され、油の酸化反応速度は爆発的に跳ね上がる。
一般的に、温度が10度上がるごとに酸化の進行速度は約2倍になると言われている。特にエキストラバージン・オリーブオイルに含まれる抗酸化物質ポリフェノールや風味成分のテルペン類は熱に非常に弱い。理想的な保管温度は「15℃〜18℃」の一定環境。夏場であっても、直火の熱が届くコンロ周辺や、家電製品の排熱口近くに置くのは絶対に避けるべきだ。