切れ味鋭い言葉選びやシニカルな観察眼の背景には、ユニークな成育環境と生い立ちが存在します。奈良県奈良市出身の西田の実家は、文化的な薫りが漂う家庭でした。実父は作家・随筆家として活動した西田敬助氏であり、幼少期から活字や表現に触れる機会が多い環境で育ちました。
一方で、学生時代は決して順風満帆なエリートコースではありませんでした。地元の奈良市立一条高等学校に進学したものの、学校生活に馴染めず中途退学を選択。その後、通信制高校へ再入学して卒業を果たした経歴を持ちます。
この挫折や社会のレールから外れた経験が、物事を斜めから見つめる独自の視座を育てる契機となりました。父親譲りの言語感覚と、アウトサイダーとしての青春期が融合した結果、誰にも真似できない唯一無二の漫才スタイルと大喜利センスが形成されたといえます。