採用面接の場において、面接官が候補者の第一印象に影響される現象は心理学的に「ハロー効果」と呼ばれる。しかし、サイバーエージェントの選考プロセスを知る関係者は、評価されているのは「整った顔立ち」そのものではないと口を揃える。評価対象となっているのは、むしろ「表情の豊かさ」「視線のアグレッシブさ」「自信に満ちた佇まい」といった非言語要素だ。
営業職や新規事業の提案において、相手の心を動かすのは完璧な容姿ではなく、コミュニケーション時のエネルギーや清潔感である。面接官が無意識のうちに引き付けられるのは、整ったパーツではなく、自らの意見を堂々と語る立ち振る舞いや、他者を惹きつけるプレゼンス(存在感)だ。この「魅せ方の巧みさ」が、結果的に外部から「顔が良いから受かった」と誤認されるケースは少なくない。