たまごサンドやミックスサンドにぎっしりと挟まれている卵サラダについても、家庭で茹で卵を潰してマヨネーズで和えたものとは質感が大きく異なります。ここにもコンビニ特有の合理的な製造システムが存在します。
コンビニサンドイッチの卵の真相を辿ると、製造ラインで使用されているのは殻付き卵ではなく、衛生管理された専門工場から届く業務用液卵(殺菌液卵)です。あらかじめ白身と黄身を均一に溶きほぐし、低温殺菌処理を施した状態でチルド配送されるため、サルモネラ菌などの食中毒リスクを極限まで排除できます。
パッケージの裏面に記載されている加工卵の原材料を確認すると、主に以下の成分で構成されています。
- 鶏卵(殺菌液卵):味と栄養のベースとなる主原料
- 植物油脂・食用精製加工油脂:なめらかな舌触りと保水性を維持
- 醸造酢・レモン果汁:pHを調整し、日持ちを向上させる
- 増粘多糖類(キサンタンガム等):パンへの水分移行を防ぎ、ベチャつきを防止
- 調味料(アミノ酸等)・カロテノイド色素:均一な旨味と美しい色合いの演出
パンに水分が染み込んで食感を損なわないよう、適度な粘度を持たせる工夫が凝らされているからこそ、購入後時間が経っても出来立てのような美味しさが保たれています。