大川隆法氏の急逝に伴い、最大の焦点となったのが「幸福の科学の後継者は誰なのか」という点です。結論として、教団の実権を掌握したのは息子たちではなく、隆法氏の再婚相手である大川紫央(しお)総裁補佐(現・総裁代行)を中心とする現執行部でした。
この権力移行の過程で起きたのが、徹底的な「血族排除」です。かつて隆法氏の後継者筆頭とされ、教団副総裁などの要職を務めていた長女・咲也加氏ですら教団内で激しい批判・降格処分を受け、表舞台から姿を消しました。次男の真輝氏や三男の裕太氏も教団の最高意思決定機関から実質的に外される形となり、隆法氏の直系の子どもたちが教団トップに就く道は完全に閉ざされました。
現在の幸福の科学は、紫央氏と古参幹部による集団指導体制に近い形で運営されており、過去の隆法氏の膨大な著作や説法音源を基盤とした活動を継続しています。カリスマ指導者を失った教団は、組織の結束維持と信者の引き留めに注力する守りのフェーズへと移行しています。