食堂「村風土(むらふうど)」の暖簾をくぐると、食欲をそそる香ばしい匂いが漂ってくる。名物の「村茶どんぶり」や「むらちゃ弁当」は、地元で採れた茶葉をふんだんに取り入れたオリジナル料理だ。茶葉の天ぷらや茶粥、濃密な出汁で味わう茶そばなど、他では決して味わえないメニューがずらりと並ぶ。
また、物販エリアには「村茶」のパッケージが壮観に並び、生産者ごとの味の違いを楽しめる仕掛けが施されている。同じ村内で作られた茶葉でありながら、標高や茶畑の位置によって香りや渋みが微妙に異なる。買い手は生産者の顔写真と説明文を見比べながら、まるでワインを選ぶように茶葉を選び出していく。朝採れたばかりのシャキシャキとした地元野菜も飛ぶように売れ、昼過ぎには棚が空になることも珍しくない。