本事件が単なる傷害致死にとどまらず、社会的に重く受け止められた理由の一つに、暴行の過程で行われた金銭の強取がある。容疑者らは激しい暴行を加えながら被害者を脅迫し、スマートフォンや財布、キャッシュカードを奪った上、暗証番号を聞き出していたことが捜査で判明した。
さらに暴行の途中、グループの一部は被害者のカードを使って札幌市内のコンビニエンスストアATMから現金を複数回引き出していた。検察側はこの一連の行為を極めて悪質と判断し、傷害致死罪にとどまらず、より重い強盗致死罪や強盗殺人罪などの適用を視野に公判を展開。裁判では、強盗目的の有無や殺意の立証、グループ内でのそれぞれの役割分担と刑事責任の度合いが最大の焦点となっている。