番組の歴史を語る上で欠かせないのが、株主優待生活で一世を風靡した桐谷広人さんや、滑舌の悪さからキックボクシング挑戦まで長期密着されたフェフ姉さん(奥野愛央衣さん)をはじめとする名物素人たちの存在です。彼女たちに対しても「すべて番組が仕掛けたキャラ付けではないか」という声が上がったことがあります。
しかし、彼女たちとの出会いは完全に偶然の街頭インタビューから始まっています。桐谷さんの凄まじいスピードの自転車疾走やゴミ屋敷同然の部屋、フェフ姉さんの独特な言語感覚と相棒・多田さんとの掛け合いは、演技で再現できる領域を超えており、制作陣にとっても「予期せぬホームラン」でした。
ただし、一度人気キャラクターとして確立した後は、スタッフが密着ロケを重ねる中で「視聴者が期待するリアクション」を先回りして演出し、イベントや挑戦企画をセッティングする構造が生まれます。これが「作られたドラマ」に見えてしまい、ヤラセ疑惑を再燃させる要因となりました。