工藤新一にとって、レイ・カーティスは単なる有名選手ではなく、サッカー少年としてのアイデンティティを形作った最大のアイドルでした。背番号8番を背負い、ピッチを疾走する姿から「ヨーロッパの撃墜王」の異名を取った名ストライカーです。
新一は中学時代にサッカー部で活躍していましたが、その卓越したテクニックやプレイスタイルは、レイのプレーをビデオが擦り切れるほど観て研究した賜物でした。コナンが事件現場で着用していたのも、レイから直接手渡されたサイン入りのユニフォームです。
膝の重傷と年齢の限界から現役引退を決意し、第二の人生として日本でのレストラン経営に参画していたレイ。コナンは憧れの英雄が無実であることを誰よりも信じようと必死に捜査を進めますが、現場に残された手がかりは無情にもレイを犯人として指し示していきます。