2000年に結成され、17年間にわたり活動を共にしたヴィンテージ。ニュースタッフエージェンシーから太田プロダクションへの移籍を経て、『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『ロンドンハーツ』など数々の人気番組で爪痕を残しました。それだけに、2017年4月の突然の解散発表は多くのお笑いファンに衝撃を与えました。
解散に至った決定的な理由は、「芸人としての活動方針の決定的な乖離(かいり)」と「40代を前にした人生設計の成熟」にあります。
当時、武井は持ち前のセレブキャラや単発ギャグ「ドンゲバビー」を軸にしたテレビタレントとしての露出を模索していました。対照的に、相方の大赤見展彦は自身の特異な心霊体験をベースにした「怪談芸人」としてのアイデンティティを確立しつつあり、舞台やYouTubeなど独自コンテンツの発信に重きを置き始めていました。
当時のインタビューや関係者の証言によると、コンビ間でのネタ作りや将来のビジョンを巡る議論が重ねられるなかで、互いの強みを殺し合うよりも別々の道を進むべきだという結論に至ったとされています。殴り合いの喧嘩や金銭トラブルといった泥沼の破局ではなく、17年間苦楽を共にした相棒同士の合意に基づく前向きな決断でした。