志村けんさんのコント人生を語る上で欠かせない存在が、ザ・ドリフターズ時代からの盟友・加藤茶さんです。『全員集合』の「ヒゲダンス」をはじめ、阿吽の呼吸で生み出された二人の掛け合いは、事前の綿密な稽古と互いへの絶対的なリスペクトによって成り立っていました。プライベートではライバルであり親友、そして誰よりもお互いの才能を認め合う特別な関係でした。加藤茶さんが今もメディアで語る志村さんへの思いは、半世紀以上にわたる深い絆の証です。
もう一人、コントにおける伝説的なパートナーといえば研ナオコさんです。『ドリフ大爆笑』や数々の特番で見せた「赤まむし」「生たまご」のフレーズや、顔を白塗りにしたお化けコントは今なお語り草となっています。研ナオコさんは志村さんの「笑いに対するストイックな姿勢」を最も近くで理解していた理解者の一人であり、台本をベースにしつつも極限まで間(ま)を研ぎ澄ませる職人同士の信頼関係が、あの爆笑を生み出していました。