この地に鎮座する最大の理由は、第38代天智天皇を祀っていることにある。大化の改新を成し遂げ、日本初の本格的な法令「近江令」を制定した天智天皇は、国の礎を築いた偉大な指導者として知られる。同時に、日本で初めて水時計(漏刻)を作り、人々に時間を知らせた「時の神様」でもある。
神社内には、伝統的な神道の教えを守りながらも、時計にまつわる歴史展示や日時計が設置されており、一般的な社寺とは一線を画すユニークな世界観が広がる。時の大切さを改めて意識させてくれる空間は、現代の忙しい日々を生きる私たちに、立ち止まって自分を見つめ直す贅沢なひとときを与えてくれるのだ。