野原一家を執拗に追い詰める敵組織「スウィートボーイズ」の面々も、本作の面白さを強烈に牽引しています。
組織の幹部として前線で一家を追跡するのが、元軍人の経歴を持つ筋骨隆々の武闘派・堂ヶ島少佐です。冷静沈着かつ圧倒的な戦闘力を誇りながらも、どこか抜けた行動で野原一家に翻弄される姿は、悪役ながら憎めない魅力を放っています。
その他にも、風間くんの母親に瓜二つの怪力女幹部や、ひろしを惑わす妖艶な美女・天城など、個性的な刺客が次々と登場。彼らを率いるボスが熱海で進めていた計画は、催眠装置「ボイス・トランス・シミュレーター(VTS)」を用いて熱海市民を意のままに操り、自分好みの理想郷を作り出すという奇想天外なものでした。ラストの熱海本部における一家と敵幹部たちの直接対決は、怒涛のギャグバトルとして最高のカタルシスを味わえます。