ソチオリンピックでの浅田真央が見せたフリーの演技は、今なお「スポーツ史に残る伝説の4分間」として語り継がれている。ショートプログラムでの失意から立ち上がり、全てのジャンプを完璧に降りたあの瞬間、世界中のスポーツファンが息をのんだ。国際オリンピック委員会(IOC)の公式アーカイブでも、その演技は時代を超えた至高の名場面として保存されている。
一方、平昌オリンピックで男子フィギュアスケート66年ぶりの連覇という快挙を成し遂げた羽生結弦。足首の負傷という絶望的な状況を乗り越え、完璧な演技で頂点に立った姿は、もはやアスリートの領域を超えたドラマだった。ふたりが世界の大舞台で証明したのは、勝利の美しさだけではない。倒れてもなお立ち上がる、人間の精神の気高さそのものだったのだ。