国民的人気タレントだった板東英二の転落の契機となったのは、2012年12月に発覚した巨額の申告漏れ・所得隠し問題でした。彼が実質的に経営する個人事務所「オフィスメイ・ワーク」が、名古屋国税局の税務調査を受け、約7年間で総額約1億8000万円の申告漏れを指摘されたのです。そのうち約7500万円が悪質な所得隠しと認定されたことで、世間に凄まじい衝撃を与えました。
さらに火に油を注いだのが、騒動発覚から約10か月後に行われた釈明会見でした。板東英二は所得隠しの理由について「植毛手術の費用を経費として処理できると思い込んでいた」と涙ながらに語り、世間の失笑と猛反発を買う結果となりました。クイズ番組や情報番組で知的な顔も見せていた大御所タレントのモラル崩壊に対し、スポンサーやテレビ各局は即座に反応。『世界・ふしぎ発見!』をはじめとする全てのレギュラー番組からの降板が決まり、築き上げたキャリアは一瞬にして崩壊しました。