みやぞんのイラストを語る上で欠かせないのが、「みやぞん本人が描く絵の才能(絵心)」に対する世間の評価です。過去のバラエティ番組等で絵を描く企画に挑戦した際、独特すぎるパースペクティブや予想外の色彩感覚を披露し、「絵心ない芸人」的な文脈でスタジオを爆笑の渦に巻き込んだ場面を記憶している方も多いでしょう。
しかし、テレビ関係者やデザイン関係者の間での評価は単なる「下手」にとどまりません。みやぞんが描く線画やイラストには、計算された技巧を超えた強烈なプリミティブ・アート(素朴派)のエネルギーが宿っています。理屈ではなく直感でキャンバスに叩きつけられる動物や人物の描写は、一度見たら忘れられないポップな引力を持っており、現代アート的な視点では極めて魅力的な個性として捉えられています。
事実、公式にリリースされたLINEスタンプや各種キャラクター画像では、みやぞん自身のポジティブな口癖(「やるぞやるぞやるぞー!」「大丈夫、なんとかなる!」)とともに、デフォルメされた本人のキャラクターイラストが見事な商品価値を生み出しています。親しみやすく毒気のないデザインは、ビジネスチャットの緊張を和らげるスタンプや、友人同士の励まし合いのツールとして長年にわたり愛用されています。