清水由貴子という才能が見出された原点は、日本テレビが生んだ怪物番組『スター誕生!』にある。数多くの才能が凌ぎを削る中で、彼女が放った圧倒的な清純さと確かで伸びやかな歌唱力は、審査員や視聴者の視線を即座に惹きつけた。
そして1977年、名門レコードレーベル「CBS・ソニー」からリリースされたデビュー曲『ほおずき市』。しとやかでありながら感情豊かな歌唱は、同時代の70年代アイドル市場において一線を画する個性を解き放った。大手プロダクションである「サンミュージックプロダクション」の手厚いバックアップのもと、彼女はまたたく間に歌番組の常連となり、国民的な認知を獲得していったのである。