声優の収入構造を理解するうえで外せないのが、日本俳優連合(日俳連)が規定する声優ランク制度の仕組みです。通常、新人は「ジュニアランク」として1本あたり1万5,000円からスタートし、キャリアを重ねるごとにランクが上がって最高ランクでは4万5,000円程度に設定されます。
芸歴20年をゆうに超える悠木碧さんの場合、すでに規定ランクの枠を外れた「ノーランク(上限なし)」のポジションに君臨しています。とはいえ、制作費に上限がある深夜アニメの現場では、トップ声優であっても1話あたりの出演料は5万〜10万円前後が相場です。
クール(12話)で主役を務めても、1作品あたりのアニメ出演料は60万〜120万円程度。つまり、アニメ出演本数だけで数千万円に達するわけではなく、アニメは「声優としての市場価値や知名度を高めるための基盤」という役割を果たしています。