ヒロインである篠原夏希の行動パターンも、視聴者のストレスを増大させる大きな要因となっています。
夏希は栄おばあちゃんを喜ばせたいという自己満足のために、健二に「バイト」と称して実家へ連れ出し、事前承諾なしに「東大生の婚約者」という大嘘を押し付けます。健二の立場やリスクを顧みず、トラブルが起きても「お願いだから話を合わせて!」と懇願する姿には、「あまりにも無責任で自己中心的」「健二を利用しているだけでイライラする」という批判が殺到しました。
さらに、親戚たちのデリカシーのなさも拍車をかけます。健二に対して学歴や家柄を値踏みするように問い詰めたり、プライベートに土足で踏み込んで笑い話にしたりする無神経さは、現代のコミュニケーション感覚から見れば完全にアウトです。「相手の感情を無視した身内ノリの押し付け」が全編にわたって繰り広げられるため、観客は画面越しに激しい居心地の悪さを強いられます。