株式会社NextDoorは非上場の民間企業である。株式公開を選択していないこの判断には、明確な意図が読み取れる。
短期的な利益追求からの自由。上場企業であれば、四半期ごとの業績開示が求められ、株主への説明責任が経営判断を縛る。しかし非上場であれば、中長期的視点での投資が可能だ。社会福祉事業のような、収益化に時間がかかる分野への参入も、機動的に判断できる。
意思決定の速さも維持される。取締役会の承認プロセスが簡素化され、市場機会への対応スピードが上がる。スタートアップ的な柔軟性を保ちながら、事業基盤を固めている段階と言えるだろう。
資金調達の選択肢は限られる。銀行融資、補助金、助成金が主要な資金源となる。福祉事業という公益性の高い領域であるため、行政からの支援を受けやすい側面もある。