絵の具の白は混色で作れる?噂の真相と今すぐ使える代用裏ワザ

絵の具の白は混色で作れる?噂の真相と今すぐ使える代用裏ワザ

絵の具の白は混色で作れる?噂の真相と今すぐ使える代用裏ワザの真相について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

インターネット上のQ&AサイトやSNSで定期的に浮上する「アクリル絵の具 白 作り方」や「絵の具を混ぜて白にする方法」という検索意図に対し、色彩科学の現場が出す答えは「混色によって絵の具の白を作ることは絶対にできない」という明確な事実です。

この誤解が生まれる背景には、光の三原色と色の三原色の混同が存在します。パソコンやスマートフォンのディスプレイ、照明などで用いられる「光の混色(加法混色)」では、赤(R)・緑(G)・青(B)の光を重ねるほど明るくなり、最終的に純粋な白光へと収束します。しかし、私たちが手にする絵の具やインクは「色材の混色(減法混色)」という正反対の物理現象に従っています。

絵の具において色の三原色 混色(シアン・マゼンタ・イエロー)を行うと、それぞれの顔料が特定の波長の光を吸収し、反射する光の量が減少します。色を重ねれば重ねるほど光が奪われ、結果として明度は低下し、濁った濃い灰色や黒褐色に近づく仕組みです。これが、混色で白が作れない理由に他なりません。

絵の具における白とは、他の色を掛け合わせて作られる光学的結果ではなく、光を広範囲に反射する白の顔料 チタンホワイト(二酸化チタン / PW6)やジンクホワイト(酸化亜鉛 / PW4)といった固形粒子そのものです。つまり、物理的な白色顔料が存在しない限り、パレットの上でいかに工夫を凝らしても白を生み出すことは不可能です。

阿部 裕樹
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阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。